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まず、このようなかんたんな場合を考えてみましょう。

電流は、+から−に流れるので、

右手は上を向き、
導線をはさむようにして方位磁針と向き合うのですから、
このようになります。

すると、親指は西に動くので、

方位磁針のN極も西にふれます。

では、このような場合はどうなるでしょう。
自分で考えてみてください。

まず、左の導線から考えます。
電流は+から−に流れるので、
下から上に電流が流れています。

すると、右手を図のようにするので、

方位磁針は西にふれます。

次に、右の導線を考えます。
上から下に電流が流れていますから、

右手はこのようにします。

方位磁針は東にふれます。
左の導線では西、右の導線では東にふれ、
しかも電流が等しいということは、ふれはばも等しいので、

方位磁針は全くふれないことになります。

次に、このような場合を考えてみてください。

左の導線では、電流は下から上に流れているので、

右手をこのようにします。
親指は西を向いているので、

次に、右の導線を考えます。
電流は上から下に流れているので、

右手をこのようにします。
導線をはさんで、方位磁針と向き合うように、
手のひらを向けるようになります。

方位磁針は西を向くことになります。
左の導線でも西、右の導線でも西を向くので、

西に大きくふれることになります。

よって、このようになります。
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