単元テスト(1)
中学受験専門塾・優学習会 すぐるホームページ
>
すぐるゼミ
>
理科
長さが20cmで重さのわかっていないガラスのつつに
10
gの鉄粉を入
れ,
(図1)
のように水にうかべまし
た。
これについ
て,
次の問いにそれぞれ数字で答えなさ
い。
ただ
し,
つつの断面積はどこも4
で,
ガラスの厚みは考えないものとしま
す。
ま
た,
水1
の重さは1gとしま
す。
ガラスのつつの重さは何gですか。
問1の答え
50g
解説
1/5
最も大切なことは,(図1)のガラスのつつが
浮いている
ということです。
浮いているときは,
重さ
と
水中の体積
が同じ数になります。
ガラスのつつの底面積は4
ですから,水中の体積は,
4×15=60(
)
になります。
重さも,60gになるのです。
でも,正解は60gではありません。
60gというのは,ガラスのつつだけではなくて,鉄粉の重さもふくまれているからです。
ガラスのつつだけの重さは,
60−10=50(g)
になります。
(図1)のガラスのつつをばねはかりで引き上
げ,
(図2)
のように水面下の長さが
12cm
のところでとめまし
た。
このと
き,
ばねはかりは何gを示しています
か。
問2の答え
12g
解説
1/4
(図2)のとき
は,
ガラスのつつは浮いているわけではなく
て,
ばねはかりでささえているので
す。
浮いているわけではないので,
浮力=水中の体積
の公式しか使えません。
水中の体積は,底面積が4
ですか
ら,
4×12=48(
)
です。
よって,浮力も48gになります。
問1で求めたように,ガラスのつつと鉄粉の合計の重さは
60
gでした。
浮力は48gですから,ばねはかりは
60−48=12(g)
の力でささえていることになります。
(図1)のガラスのつつに水をゆっくり注ぎこ
み,
(図3)
のようにガラスのつつのふちと水面が同じになるところでとめまし
た。
このと
き,
注ぎこんだ水の重さは何gです
か。
問3の答え
20g
解説
1/6
(図3)のとき,ガラスのつつは浮いていますね。
浮いているときは,重さと水中の体積が同じ数になりま
す。
水中の体積は,底面積が4
で,
長さが
20
cm
ですか
ら,
4×20=80(
)です。
重さも,80gになります。
問1で,ガラスのつつの重さは50gとわかってい
て,
鉄粉の重さは
10
gですから,
50+10+注いだ水の重さ=80
となります。
注いだ水の重さは,
80−(50+10)
=20(g)
になります。