(図)は，太陽のまわりを公転する地球のようすを表したもので，Ａ〜Ｄは春分・夏至・秋分・冬至のいずれかの日の地球の位置を示しています。これについて，次の問いに答えなさい。

問１の答え	自転…�C，公転…�@
解説	1/4
	自転というのは，自分のまわりをまわることです。ですから，�Bか�Cかのいずれかになります。 　北極の方から見て，自転も公転も反時計まわりですから，自転は�Cになります。 　また，公転というのは，他の星のまわりをまわることです。 　地球の場合，太陽のまわりをまわっていますね。 　ですから，�@か�Aかのいずれかが正解です。 　北極の方から見て，反時計まわりにまわっていますから，答えは�@になります。

(図)で，８月の地球の位置はどのあたりですか。最も適当なものを下から選び，記号で答えなさい。 (ア)　ＡとＢの間 (イ)　ＢとＣの間 (ウ)　ＣとＤの間 (エ)　ＤとＡの間

問２の答え	(イ)
解説	1/3
	このような問題では，まず夏至を探します。 　北極が太陽の方に近づいているのが夏至です。 　ですから，Ｂが夏至になります。 　すると，地球は�@の向きに公転しますから，Ｃが秋分になります。 　８月は６月の夏至と９月の秋分の間にありますから， 答えはＢとＣの間の(イ)になります。

地球の自転が原因で起こる現象を下からすべて選び，記号で答えなさい。 (ア)　１日に１回，昼と夜がくり返される。 (イ)　季節によって，日の出・日の入りの方角が変化する。 (ウ)　季節によって，昼の長さが変化する。 (エ)　星が，北極星を中心に１日に１回転しているように見える。 (オ)　季節によって，太陽の南中高度が変化する。 (カ)　季節によって，決まった時刻に見える星座が変わる。

問３の答え	(ア)，(エ)
解説	1/6
	自転というのは，地球が自分のまわりをまわることです。 　１日に１回転します。 　ですから，１日の間に，昼と夜があります。 　このように，１日の間に変わるものが，自転が原因で起こる現象なのです。 　よって，答えは(ア)と(エ)になります。 「季節」ということばが出てきたら，それは公転が原因です。 　しかも，ただ公転しているのではなく，「かたむいて」公転しているから，四季の変化が見られるのです。

地球の地軸が公転面に対してかたむかずに垂直のままだと，起こらなくなるものはどれですか。下からすべて選び，記号で答えなさい。ただし，地軸のかたむきがなくなっても，北極星は地軸の延長線上にあるものとします。 (ア)　昼夜の変化 (イ)　日の出・日の入りの方角の変化 (ウ)　昼の長さの変化 (エ)　北極星を中心とした星の動き (オ)　太陽の南中高度の変化

問４の答え	(イ)，(ウ)，(オ)
解説	1/6
	問３でも説明しましたが，春夏秋冬の四季の変化は，地球の公転が原因です。 　ただ公転しているのではなく，地軸がかたむいたまま公転しているので，四季の変化ができるのです。 　もし，地軸がかたむいていないと，四季の変化はおこらなくなります。いつも，春や秋の状態になるのです。 　季節によって変わるのは，まず(イ)です。春分・秋分だとま東から出てま西にしずみますが，冬は南よりになり，夏は北よりになりますね。 　(ウ)も，季節によって変わります。 　春分・秋分は昼と夜が同じ長さですが，夏は昼が長くなり，冬は夜が長くなりますね。 　(オ)も，季節によって変わります。 　夏は南中高度が高くなり，冬は低くなりますね。