単元問題4
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 長さ60cmで,太さが一様でない棒ABを使って,<実1>・<実2>を行いました。これについて,次の問いにそれぞれ数字で答えなさい。
<実験1> (図1)のように,棒のA点を支点で支え,そろそろな位置をばねはかりでつるし,棒が水平になるようにしました。このとき,A点からばねはかりまでのきょりと,ばねはかりの値の関係を調べると,(図2)のようになりました。
<実験2> (図3)のように,棒のB点を支点で支え,<実1>と同じようにばねはかりでつるして,棒が水平になるようにしました。このとき,A点からばねはかりまでのきょりと,ばねはかりの値の関係を調べると,(図4)のようになりました。

   <実験1>で,(図2)にあてはまる数値はいくらですか。


問1の答え144
解説       1/5

 支点からのきょりが遠ければ遠いほど,ばねはかりにかかる力は少なくてすみます。
「反比例」
ということですね。
 反比例=積一定です。

   <実験1>で,B点をばねはかりでつるして棒を水平にすると,ばねはかりは何gを示しますか。


問2の答え96g
解説       1/2

 問1では,
「きょり×力」
が等しいことを使って解きました。
 問2も同じようにすれば解けます。
 B点までのきょりは60cmなので,

   <実験2>で,(図4)にあてはまる数値はいくらですか。


問3の答え28
解説       1/5

 問1では
「支点からのきょり×力」
を利用して,答えを求めました。問2も同じようにすれば求められますが,Bが支点になることに注意しましょう。

   <実験2>で,A点をばねはかりでつるして棒を水平にすると,ばねはかりは何gを示しますか。


問4の答え144g
解説       1/2

 問3をしっかり理解できた人にとって,問4は簡単な問題です。
「B点からのきょり×ばねはかり」
は,いつも8640なので,ばねはかりをA点でつるした場合,つまりB点からのきょりが60cmのときも,やはり8640になるはずです。

   <実験1>・<実験2>ら,ABの重さは何gですか。


問5の答え240g
解説       1/4

 問5の問題を解くために,問1から問4までの問題があったようなものです。
 まず問2で,ばねはかりを右はしにつけたら96gを示すことがわかっています。

   棒ABの重心は,A点から何cmのところにありますか。


問6の答え24cm
解説       1/3

 問5がわかったら,問6は簡単です。
 比を使って解いていきます。
 両端の力の比は
 144:96=3:2 ですから,重心までのきょりの比は2:3になります。