計算問題
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基本1       1/3

今回の計算問題のポイントは、
「ぴったり反応式」を書く
何倍か求め、小さい方に合わせる
比にして解く
これらをしっかり使いこなせるようにしましょう。



 塩酸(A液)と水酸化ナトリウム水よう液(B液)をいろいろな割合で混ぜて、完全中和させました。そのときのA液・B液の体積は右のグラフのようになりました。これについて、次の問いに答えなさい。
([問1]などのボタンをクリックすると、答えと解説があらわれます。)

  A液18を完全中和させるのに必要なB液は何ですか。


[問1]の答え27
解説       1/2

グラフの、目もりとバッチリ重なっているところに注目しましょう。
Aが10のとき、Bは15になっています。
A:B=10:15=2:3 です。
Aが20のとき、Bは30になっています。
A:B=20:30=2:3 です。
AとBは、2:3で完全中和することがわかります。



  A液50にB液60を混ぜたものに、BTBを入れると何色になりますか。


[問2]の答え黄色
解説       1/4

グラフを読みとって、AとBの体積が、2:3のときに完全中和することがわかっています。
いま、Aは50、Bは60です。



 蒸発皿A〜Eに同じ塩酸50ずつをとり、同じ水酸化ナトリウム水よう液をAに10、Bに20、Cに30、Dに40、Eに50をそれぞれ加えました。その後、熱して水分を蒸発させて、残った固体の重さを調べると、右のグラフのようになりました。これについて、次の問いに答えなさい。
([問1]などのボタンをクリックすると、答えと解説があらわれます。)

  蒸発皿A・蒸発皿Dにはそれぞれどんな物質が何gずつ残っていますか。


[問1]の答えA…食塩2.6g    D…食塩5.2g、水酸化ナトリウム3.6g
解説       1/6

まず、A〜Eの記号をグラフに書き込んでおきます。
そして、グラフの折れ曲がったところをさがします。



  同じ塩酸100・水酸化ナトリウム水よう液80を混ぜた後、熱して水分を蒸発させると何gの固体が残りますか。


[問2]の答え17.6g
解説       1/16

この問題は、お手軽な解き方もありますが、いまは正々堂々と解いてみましょう。
そのためには、グラフをパーフェクトに読みとる必要があります。
読みとることは2つ。
1「完全中和したときの状態」 と、
2「水酸化ナトリウムのとけ方」
です。



 水酸化ナトリウム20gを水にとかして、250の水よう液にしました。この水よう液を20ずつとり6つの蒸発皿A〜Fにそれぞれ入れました。これらに、同じこさの塩酸の量をいろいろと変えて加えた後、それぞれの水分を蒸発させて、残った固体の重さを調べました。調べた結果は下の表のようになりました。これについて、次の問いに答えなさい。


  蒸発皿Aに残った固体の重さアは何gですか。


[問1]の答え1.6g
解説       1/4

いろいろな解き方がありますが、もっとも簡単そうな解き方でやってみます。



  水酸化ナトリウム水よう液20を完全中和させるのに必要な塩酸は何ですか。


[問2]の答え37
解説       1/7

まず、答えは「40ではない」ことに注意してください。

A〜Dのところは、
「塩酸が5増えると、
固体は0.1g増える」
となっているのでした。



  蒸発皿Dに残った2.0gの固体の中には、水酸化ナトリウムは何gふくまれていますか。割り切れないときは、四捨五入して小数第2位まで求めなさい。


[問3]の答え0.74g
解説       1/5

[問2]で、塩酸の体積が37のときに、完全中和することがわかりました。
ところが、いまは塩酸の体積が20です。
20
______
37

になっています。