実戦問題
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 酸性の水よう液にアルカリ性の水よう液を加えていくと、下のA〜Cのような全く別の物質と水ができました。これについて、次の問いに答えなさい。

   ( [問1]などのボタンをクリックすると、答えと解説があらわれます )
A りゅう酸ナトリウム    B 炭酸カルシウム    C 塩化カルシウム

  A〜Cの物質のように、酸性とアルカリ性の水よう液を混ぜたときにできる物質を何といいますか。ことばで答えなさい。


[問1]の答え
解説       1/2

酸性とアルカリ性の水よう液を混ぜたときには、塩と水ができます。
塩は、「えん」と読みます。「しお」ではありません。



  A〜Cの物質で、水にとけないものはどれですか。記号で答えなさい。


[問2]の答えB
解説       1/5

水にとけない物質を答える問題ですが、
「物質が水にとけた」
ときに、透明でどこも同じこさになるはずです。



  A〜Cの物質は、酸性とアルカリ性の水よう液のどれとどれを混ぜたものですか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。ただし、同じ記号を何回使ってもよいことにします。
(ア) さく酸
(イ) 塩酸
(ウ) りゅう酸
(エ) 炭酸水
(オ) 塩化ナトリウム
(カ) 水酸化カルシウム水よう液(石灰水)
(キ) アンモニア水
(ク) 水酸化ナトリウム水よう液


[問3]の答えAの酸…ウ、Aのアルカリ…ク、Bの酸…エ、Bのアルカリ…カ、Cの酸…イ、Cのアルカリ…カ
解説       1/4

A〜Cは、中和の結果できた「塩(えん)」です。
このような問題では、それぞれの塩(えん)の名前を、2つに分けてみると、とたんにわかりやすくなります。



  酸性とアルカリ性の水よう液を混ぜたときの変化と同じものはどれですか。正しいもの下からすべて選び、記号で答えなさい。
(ア) 夏ミカンがすっぱいとき、重そう(炭酸水素ナトリウム)をかけると食べやすくなる。
(イ) ミカンの皮をろうそくの炎のそばで折り曲げると、パチパチと音をたてて燃える。
(ウ) 塩酸にアルミニウムを加えると、気体は発生する。
(エ) ハチにさされたとき、さされた場所にアンモニア水をつけると痛みがとれる。
(オ) 使い捨てカイロをふると熱くなる。


[問4]の答え(ア)、(エ)
解説       1/6

「酸性とアルカリ性の水よう液を混ぜたときの変化」
のことを、「中和」といいますね。
この問題は、中和反応を答える問題です。



  ふた付発ぽうスチロールコップを使って、一定量の20℃のアルカリ性の水よう液を加えていき、よう液の温度を調べてグラフに表すと、どのようになりますか。下から選び、記号で答えなさい。


[問5]の答え(ウ)
解説       1/2

ビーカーの中に水酸化ナトリウム水よう液を入れておいて、塩酸を少しずつ加えていくと、だんだん液の温度が上がっていって、



  [問5]で答えたようなグラフになったのはなぜですか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 同じ温度の水よう液を混ぜているから。
(イ) アルカリ性の水よう液を加えれば加えるほど、中和によって熱が発生するから。
(ウ) アルカリ性の水よう液を加えれば加えるほど、熱が吸収されてしまうから。
(エ) 中和によって熱が発生して温度が上がるが、中和が終わると熱が発生しなくなるから。


[問6]の答え(エ)
解説       1/2

「中和」するときには、熱が発生する、というのがポイントです。
完全中和するまでは温度が上がっていって、



 酸性の水よう液とアルカリ性の水よう液の中和について調べるために、水よう液X・水よう液Yを使って<実験1>〜<実験3>を行いました。これについて、次の問いに答えなさい。

   ( [問1]などのボタンをクリックすると、答えと解説があらわれます)

<実験1> 4つのビーカーA〜Dに水よう液Xを一定量ずつとり、BTB液を数てき入れたあと、水よう液YをビーカーB〜Dに量をかえて加え、それぞれのビーカーの色の変化を観察しました。このとき、ビーカーA〜Dの中のようすを模式的に表すと、(図1)のA〜Dのようになっていました。

<実験2> <実験1>のあと、ビーカーA〜Dの液を蒸発皿にとり、熱して水分を蒸発させました。このとき、残った固体の重さを調べてグラフに表すと(図2)のようになりました。

<実験3> <実験2>で残ったビーカーA〜Dの固体をスライドガラスにとり、けんび鏡で観察しました。



  実験の結果から、水よう液Xと水よう液Yを混ぜ合わせると、食塩と水ができることがわかります。このことから、水よう液X・Yは何だと考えられますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。
(ア) 水酸化ナトリウム水よう液
(イ) 塩化ナトリウム水よう液
(ウ) 水酸化カルシウム水よう液
(エ) 炭酸水
(オ) 塩酸
(カ) りゅう酸


[問1]の答えX…(ア)、Y…(オ)
解説       1/4

まず、「食塩」と「水」ができたことから、XとYは、
「塩酸」か「水酸化ナトリウム水よう液」であることはわかりますね。







  <実験1>で、水よう液Yを加えたあと、ビーカーB・Dの液の色は何色になっていますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。
(ア) 赤色
(イ) 青色
(ウ) 緑色
(エ) 黄色
(オ) 無色


[問2]の答えB…イ、D…エ
解説       1/4

[問1]で、Xは水酸化ナトリウム水よう液、Yは塩酸であることがわかりました。
図2は、はじめビーカーの中はアルカリ性で、だんだん中性に近づいていって、Cのときに中性になり(完全中和)、そのあとは酸性になっていく、というグラフです。



  <実験1>で、ビーカーCの液の状態を何といいますか。漢字四字で答えなさい。


[問3]の答え完全中和
解説       1/2

ただの「中和」ではいけませんね。
漢字「四字」ですしね。







  <実験3>で、ビーカーA〜Dの固体はどのようになっていますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。
(ア) 水酸化ナトリウムのみ
(イ) 食塩のみ
(ウ) 塩酸のみ
(エ) 食塩と水酸化ナトリウム


[問4]の答えA…(ア)、B…(エ)、C…(イ)、D…(イ)
解説       1/5

このような問題では、ビーカーの中がどういう状態になっているかを、しっかり理解することが必要です。







  一定量の水よう液Yをビーカーに入れたあとに、水よう液Xを加えて同じように実験を行うと、加えた水よう液Xの体積と、残った固体の重さの関係を表すグラフはどのようになりますか。下から選び、記号で答えなさい。



[問5]の答え(イ)
      1/4

はじめに、ビーカーの中にはY、つまり塩酸を入れておくのですね。
塩酸は、塩化水素という気体が水にとけたものですから、蒸発させると何も残りません。グラフは、0から始まっているはずですから、正解は(イ)か(オ)にしぼられます。







 5つの蒸発皿A〜Eに同じこさの塩酸を20ずつとり、それぞれに同じこさの水酸化ナトリウム水よう液を(図1)のように体積をかえて加えました。このあと、熱して水分を蒸発させ、残った固体の重さを調べました。(図2)は、この結果をグラフに表したものです。これについて、次の問いに答えなさい。

   ( [問1]などのボタンをクリックすると、答えと解説があらわれます)



  水分を蒸発させる前、蒸発皿Cの液に赤キャベツ液を加えると、むらさき色のままでした。蒸発皿A・Eの液に同じように赤キャベツ液を加えていろの変化を調べると、どのようになりますか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 無色
(イ) 黄色
(ウ) むらさき色
(エ) 赤色


[問1]の答えA…(エ)、C…(イ)
解説       1/6

このような問題では、
「何」に「何を少しずつ加えていくのか」
を、はっきりさせて考えていきます。



  (図1)のア、イにあてはまる数字を答えなさい。


[問2]の答えア…2.6、イ…4.8
解説       1/5

この問題は、むずかしく考えると大変。
(図1)を見て、お気軽に考えましょう。







  蒸発皿Eに残った固体は何ですか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 塩化水素だけ
(イ) 水酸化ナトリウムだけ
(ウ) 塩化ナトリウムだけ
(エ) 塩化水素と塩化ナトリウム
(オ) 水酸化ナトリウムと塩化ナトリウム


[問3]の答え(オ)
解説       1/3

この問題は、塩酸と水酸化ナトリウム水よう液の中和の問題ですから、もちろん食塩はできるはずです。







  同じ塩酸40と水酸化ナトリウム水よう液40を混ぜたあと、熱して水分を蒸発させると、何gの固体が残りますか。数字で答えなさい。


[問4]の答え9.6g
解説       1/5

この問題は、
「むずかしい」解き方と、
「簡単な」解き方があります。
簡単な、とても簡単な解き方で解いてみましょう。







  実験で使った水酸化ナトリウム水よう液こさは何%でしたか。数字で答えなさい。ただし、水酸化ナトリウム水よう液1の重さは1.2gとします。


[問5]の答え15%
解説       1/9

この問題は、(図2)のすいナトの体積が、
15から25までのところを見ると、解くことができます。