単元テスト(その1)
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 右図は、花のつくりを模式的に示したものです。これについて、次の問いに答えなさい。
  図のア・ウ・エの部分を何といいますか。それぞれことばで答えなさい。


[問1]の答えア…やく、ウ…がく、エ…みつせん
解説       1/3

[アの解説]
アとイの部分を合わせて「おしべ」といいますね。
ですから、「ア」の部分だけで「おしべ」と答えてはいけません。
イの部分は、「花糸(かし)」といいます。







  成長して種子になる部分はどこですか。図のア〜ケから選び、記号で答えなさい。また、その部分を何といいますか。ことばで答えなさい。


[問2]の答え記号…カ、部分…はいしゅ
解説       1/3

はいしゅが成長して種子になり、
子ぼうが成長して果実になります。







  図のケの部分を何といいますか。また、ケの部分に花粉がつくことを何といいますか。それぞれことばで答えなさい。


[問3]の答えケ…柱頭、花粉がつくこと…受粉
解説       1/3

ケは柱頭(ちゅうとう)、
クは花柱(かちゅう)、
キは子ぼうです。
ケクキを合わせて「めしべ」といいます。








  ケの部分についた花粉はその後どのようになりますか。下から選び、番号で答えなさい。
  (1) 花粉が図のクの部分を通り抜けて、カと1つになる。
  (2) 花粉が図のクの部分を通りぬけて、カの核と1つになる。
  (3) 花粉から出た花粉管が図のクの部分を通りぬけて、花粉管の中の核がカと1つになる。
  (4) 花粉から出た花粉管が図のクの部分を通りぬけて、花粉管の中の核がカの核と1つになる。


[問4]の答え(4)
解説       1/3

受粉したあと、花粉は花粉管をのばします。








  [問4]で答えたことを何といいますか。ことばで答えなさい。


[問5]の答え受精
解説       1/3

花粉が柱頭にくっつくことを「受粉」、









 (図1)のA〜Fはいろいろな花のしくみを、(図2)は(図1)の花のいずれかの花粉をスケッチしたものです。また、(図3)の@Bは(図1)の花のいずれかの果実を示しています。これについて、次の問いに答えなさい。


  (図1)のア〜ウのつくりを何といいますか。それぞれことばで答えなさい。


[問1]の答えア…子ぼう、イ…えい、ウ…かん毛
解説       1/3

Bはヘチマです。ヘチマのようなウリ科の植物は、お花とめ花に分かれています。Bの花びらよりも下の方がふくらんでいます。これが子ぼうです。Bはめ花の図ですね。








  (図1)のA・Bの植物の花のようすはどのようになっていますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。
  (ア) 同じ株にお花とめ花がさいている。
  (イ) 同じ花におしべとめしべがついている。
  (ウ) 異なった株にお花とめ花がそれぞれさいている。


[問2]の答えA…(イ)、B…(ア)
解説       1/2

Aはアブラナです。1つの花の中に、おしべとめしべがあります。








  (図1)のA・Cの花の花粉はどのように運ばれますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。また、このような運ばれ方をする花を何といいますか。それぞれことばで答えなさい。
  (ア) おもに虫のはたらきで花粉が運ばれる。
  (イ) おもに風のはたらきで花粉が運ばれる。
  (ウ) おもに水のはたらきで花粉が運ばれる。


[問3]の答えA…記号→(ア)・はたらき→虫ばい花、B…記号→(イ)・はたらき→風ばい花
解説       1/2

Aはアブラナです。
モンシロチョウが、アブラナの花粉を運んでくれます。
こん虫が花粉を運んでくれるような花を、
「虫ばい花」(ちゅうばいか)
といいます。花びらが大きくて、目立つようになっています。
花粉は、虫のからだにくっつきやすくなっています。








  (図2)の花粉は(図1)のA〜Fのどの花の花粉ですか。記号で答えなさい。また、この花粉にはどのような特色がありますか。下からすべて選び、記号で答えなさい。
  (ア) こん虫につきやすくしている。
  (イ) 軽く、風にはこばれやすいつくりをしている。
  (ウ) 大量につくられる。
  (エ) 花粉の表面がねばねばしている。


[問4]の答え記号…F、特色…(イ)・(ウ)
解説       1/4

(図2)の両はしにある黒いものは、浮き袋のはたらきをしています。
空気中を浮かぶのに適しているのですね。







  図のA〜Fの花を、次の(1)〜(4)のように分けました。どんなちがいによって分けましたか。下からあてはまるものを選び、それぞれ記号で答えなさい。
  (1) [ B,D,E ] と [ A ]
  (2) [ B,F ] と [ A,C,D,E ]
  (3) [ A,B,D,E ] と [ C,F ]
  (4) [ F ] と [ A,B,C,D,E ]
(ア) めしべに子ぼうがあるものとないもの。
(イ) 一つの花におしべ、めしべがあるものと、どちらか片方しかないもの。
(ウ) 花びらがくっついていて1まいずつとりはずすことができないものと、1まいずつとりはずせるもの。
(エ) 花粉がこん虫に運ばれてめしべにつくものと、花粉が風に運ばれてめしべにつくもの。


[問5]の答え(1)→ウ、(2)→イ、(3)→エ、(4)→ア
解説       1/4

[(1)の解説]
[B,D,E]は、ヘチマ、アサガオ、タンポポです。
どれも合弁花(花びらがくっついている)です。
[A]はアブラナです。離弁花です。
記号がのっていないのはイネとマツです。どちらも、花びらがありません。
特にタンポポの花びらが5枚であることに注意しましょう。








  (図3)の@Bの果実は、(図1)のA〜Fの花のうち、どの花の果実ですか。それぞれ記号で答えなさい。


[問6]の答え@→E、A→A、B→B
解説       1/3

@は、だれでも見たことがありますね。タンポポのわた毛です。タンポポのかん毛がわた毛になって、種子が飛んでいくのです。
タンポポの図はEですね。









 次の日にさきそうなアサガオの花A〜Fのつぼみを使って、次のような実験をし、実ができるようすを観察しました。これについて、次の問いに答えなさい。
【実験】
 そのままにする。
 めしべをとりさり、そのままにする。
 おしべをとりさり、ふくろをかぶせておく。
 そのままふくろをかぶせておく。
 おしべをとりさり、べつのアサガオの花粉をめしべにつけてからふくろをかぶせておく。
 おしべをとりさり、カボチャの花の花粉をめしべにつけてからふくろをかぶせておく。
  A〜Fの花のうち、実ができると考えられるものはいくつありますか。数字で答えなさい。


[問1]の答え
解説       1/9

この問題は、実験に使った花が「アサガオ」であることに注意します。
アサガオとヘチマでは、結果がちがうのです。








  実験のCとD、CとEをくらべると、アサガオの実ができるしくみについてどのようなことがわかりますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。
  (ア) 自分のおしべの花粉がめしべについて実ができる。
  (イ) 他のアサガオの花粉がこん虫に運ばれてめしべについて実ができる。
  (ウ) アサガオはめしべがなくても実はできることもある。
  (エ) 他の植物の花粉がこん虫に運ばれてめしべについて実ができる。
  (オ) アサガオは、花粉がつかなくても実ができることがある。


[問2]の答えCとD→ア、CとE→イ
解説       1/8

[問1]でも説明しましたが、「アサガオ」は自花受粉できる花であることを忘れないようにしてください。他に自花受粉できる花には、イネ・ムギ・エンドウ・セイヨウタンポポなどがあります。