ホウセンカとヒマワリ
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 植物はまわりの植物とおたがいにえいきょうをおよぼし合いながら生活しています。このことを調べるために、<実験1>・<実験2>を行いました。これについて、次の問いに答えなさい。ただし、花だんは植物の成長に必要な水と肥料はあたえられているものとします。

 <実験1> (図1)のように、ホウセンカをこみ合った状態で植えた花だんAと、まばらに植えた花だんBで、育ち方をくらべました。
 <実験2> (図2)のように、花だんC〜Eにホウセンカとヒマワリをこみ合った状態で植えてしばらく育てました。このあと、花だんCはヒマワリをぬき取り、花だんDはホウセンカをぬき取り、花だんEはそのままの状態にして、育ち方をくらべました。


   下の文は、<実験1>の花だんAと花だんBのホウセンカをしばらく成長させたときに見られた育ち方のちがいについてまとめたものです。文中の( @ )〜( C )にあてはまることばを、下の(ア)〜(サ)から選び、それぞれ記号で答えなさい。
『花だんAのホウセンカは、花だんBのホウセンカにくらべて草たけは( @ )く、くきの太さは( A )い。また枝は、花だん( B )の方が枝分かれした数が多い。葉のつき方は、花だんAのホウセンカは( C )ついている。』
(ア) 高    (イ) 低    (ウ) 太    (エ) 細い    (オ) 上部にだけ
(カ) 全体に    (キ) 多    (ク) 少な    (ケ) あまり差がな    (コ) A    (サ) B


[問1]の答え@(ア)  A(エ)  B(サ)  C(オ)
解説       1/5

Aは、まわりがこみ合っています。1本1本に、あまり光がいきわたらないのです。








  下の文は、<実験2>の花だんCと花だんEのホウセンカを成長させたときに見られた育ち方のちがいについてまとめたものです。文中の( @ ) ・ ( A ) にあてはまることばを、[問1]の(ア)〜(サ)から選び、それぞれ記号で答えなさい。
『花だんCのホウセンカは、花だんEのホウセンカにくらべて、くきの太さは( @ )く、葉の数は( A )い。』


[問2]の答え@…(ウ)、A…(キ)
解説       1/4

「ホウセンカ」と「ヒマワリ」の問題では、
「ホウセンカよりもヒマワリの方が、草たけが高い。」
ということが大切になります。








  <実験2>で、花だんDと花だんEのヒマワリでは、育ち方にあまりちがいが見られませんでした。それはなぜですか。理由として、最もあてはまるものを下から選び、記号で答えなさい。
(ア) ヒマワリはこみ合って植えてもまばらに植えても育ち方が常に同じになるから。
(イ) ヒマワリはホウセンカより草たけが高いから。
(ウ) ヒマワリはホウセンカよりくきがじょうぶだから。
(エ) ヒマワリはホウセンカより葉の色がこい緑色だから。


[問3]の答え(イ)
解説       1/3

DとEの図は、よく似ています。
ちがいは、Dはしばらくしてからホウセンカをぬき取った、ということです。








  この実験からわかる、植物の成長にえいきょうをあたえる大きな要因は何ですか。漢字二字で答えなさい。


[問4]の答え日光
解説       1/4

植物が成長するためには、
「水」「日光」「養分」「適温」
など、いろいろなものが必要です。







 太郎君は、ホウセンカとヒマワリのなえを用意し、学校の花だんに20cm間かくのしるしをつけて、右の(図1)のように植えました。図中の○はホウセンカを、●はヒマワリを植えた位置を示しています。このあと、しばらく育てて成長のしかたのちがいを観察しました。これについて、次の問いに答えなさい。

  AとBのホウセンカをくらべると、どのようなちがいが見られますか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) Aの方がくきが細くて、葉の数が少ない。
(イ) Bの方がくきが細くて、葉の数が少ない。
(ウ) Aの方はくきが細いが、葉の数は多い。
(エ) Bの方はくきが細いが、葉の数は多い。(オ) とくにちがいは見られない。


[問1]の答え(イ)
解説       1/3

AとBをよく見ると、Aはまわりに何もなく、Bはまわりがこみ合って、しかも草たけが高い「ヒマワリ」がありますね。








  AとCのホウセンカをスケッチすると、(図2)のようになりました。Aのスケッチはどちらですか。@Aの番号で答えなさい。


[問2]の答えA
解説       1/3

AとCの図のちがいをよく観察しましょう。
Aはまわりに何もなく、Cはこみ合っています。








  DとEのヒマワリをくらべると、どのようなちがいが見られますか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) Dの方がくきが細くて、葉の数が少ない。
(イ) Eの方がくきが細くて、葉の数が少ない。
(ウ) Dの方はくきが細いが、葉の数は多い。
(エ) Eの方はくきが細いが、葉の数は多い。
(オ) とくにちがいは見られない。


[問3]の答え(オ)
解説       1/4

DとEをくらべると、Eの方がこみ合っているように見えますね。
でも本当は、こみ合っていないのです!








  BのホウセンカとEのヒマワリの育ち方はどのようになっていましたか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) ホウセンカはよく育ったが、ヒマワリはあまりよく育たなかった。
(イ) ヒマワリはよく育ったが、ホウセンカはあまりよく育たなかった。
(ウ) ホウセンカもヒマワリもよく育った。
(エ) ホウセンカもヒマワリもあまりよく育たなかった。


[問4]の答え(イ)
解説       1/3

Bのホウセンカは、まわりがヒマワリでいっぱい。
まるで幼児が、大人ばかりで混雑している電車に乗っているようなものですね。ホウセンカが育つわけがありませんね。








  [問4]で答えたようになったのはなぜですか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) ホウセンカはヒマワリにくらべて日光がよくあたったから。
(イ) ヒマワリはホウセンカにくらべて日光がよくあたったから。
(ウ) ホウセンカはヒマワリにくらべて肥料や水をよく吸収したから。
(エ) ヒマワリはホウセンカにくらべて肥料や水をよく吸収したから。


[問5]の答え(イ)
解説       1/3

まず、「肥料」や「水」について書いてある文を答えてはいけません。
とにかく「日光」が当たるかどうか、それがポイントです。








  (図1)で植える植物をかえて同じように育ててみようと思います。ホウセンカをシロツメクサにかえたとき、[問4]で答えたホウセンカとヒマワリの関係と同じようになるのは、ヒマワリのかわりにどれを植えたときですか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) オオバコ
(イ) カタバミ
(ウ) タンポポ
(エ) ヨモギ


[問6]の答え(エ)
解説       1/3

ホウセンカをシロツメクサにかえても、草たけはほとんど同じです。