単元テスト(2)

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［問１］の答え	記号→Ａ、ことば→光合成
解説	1/3
	「日光を利用するはたらき」というのは、光合成のことです。 光合成をするのは、「植物」です。 この問題は、Ａ〜Ｃのうち、どれが植物なのかを答える問題です。 食物連鎖のはじまりは、必ず植物になっています。 ですから、Ａ〜Ｃの中では、Ａが植物です。 よって、答えは「Ａ」で、はたらきは「光合成」になります。

(図１)のＸ・Ｙにあてはまる気体名をそれぞれことばで答えなさい。

［問２］の答え	Ｘ…酸素、Ｙ…二酸化炭素
解説	1/3
	[問１]でわかったように、Ａが植物で、ＢやＣは動物です。 植物だけは光合成をします。 光合成というのは、二酸化炭素を取り入れて、酸素を出すはたらきです。 図１を見ると、太陽の光が当たっていますから、植物は光合成を行って、二酸化炭素を取り入れて酸素を出しています。Ａに入ってくる矢印は(い)で、(い)はＹからの矢印ですから、Ｙが二酸化炭素になります。 Ｘは、酸素になります。 ＢやＣは動物ですから、光合成をしていません。呼吸しかしません。 呼吸というのは、酸素を取り入れて二酸化炭素を出すはたらきです。 確かにＸ(酸素)から矢印がきて、Ｙ(二酸化炭素)に矢印が出ていっていますね。

(図１)の矢印(→)(あ)〜(か)の中で、夜になると向きが反対になるものはどれですか。あてはまるものをすべて選び、記号で答えなさい。

［問３］の答え	(あ)、(い)
解説	1/3
	夜は昼とちがって、日光が当たりません。 ですから、光合成ができないことになります。 植物(図のＡ)は、夜には光合成をしないで呼吸だけすることになります。ですから、Ｘ(酸素)を取り入れて、Ｙ(二酸化炭素)を出すことになります。答えは(あ)と(い)になります。 このような問題では、まず「植物をさがす」。次に、その植物に出入りしている「矢印が、逆になる」。 このように考えると簡単です。

(図１)の生物Ｄは、生物Ａ〜Ｃの死がいやふんを分解する生物です。生物Ｄにあてはまるものを下から２つ選び、記号で答えなさい。 (ア)　カビ　　　　(イ)　コケ　　　　(ウ)　シダ　　　　 (エ)　細きん　　　　(オ)　クロモ　　　　(カ)　アオミドロ

［問４］の答え	(ア)・(エ)
解説	1/2
	生物の排出物や死がいを分解するのは、「カビ・細きん」です。 答えは、(ア)と(エ)になります。 カビや細きんは、「分解者」とよばれることもあります。

(図１)の物質Ｐは、生物Ａ〜Ｃのどれかに吸収され、成長に利用されます。生物Ａ〜Ｃで、物質Ｐを吸収するのはどれですか。記号で答えなさい。

［問５］の答え	Ａ
解説	1/3
	物質「Ｐ」というのは、二酸化炭素です。 カビや細きん類が、生物の排出物や死がいを分解するときに、二酸化炭素が発生するのです。 二酸化炭素を吸収するのは、もちろん「Ａ」の「植物」です。 植物は、光合成をするときに二酸化炭素を取り入れます。

(図２)の１群の生物の中で、個体数が最も多いのはどれですか。�@〜�Bから選び、番号で答えなさい。

［問６］の答え	�B
解説	1/3
	食物連鎖のピラミッドを思い出してください。 もっとも弱い(他の生物に食べられてしまう)のが、もっとも数が多いのです。 もっとも弱い、つまり食物連鎖のはじまりである生物は、いつも「植物」です。 この問題は、１群の中から、植物を選ぶ問題なのです。 １群の中で、植物は�Bの「ケイソウ」です。 ケイソウは植物性プランクトンで、ミジンコは動物性プランクトンです。

(図２)の２群の生物の中で、(図１)の生物Ｂにあてはまるものはどれですか。�C〜�Eから選び、番号で答えなさい。

［問７］の答え	�D
解説	1/3
	(図１)のＡは、食物連鎖のはじまりなので「植物」です。 ＢはＡを食べる「草食動物」で、 ＣはＢを食べる「肉食動物」です。 この問題は、Ａの植物を食べる、つまり草食動物を答える問題です。 ２群では、植物は「キャベツ」です。 そのキャベツを食べるのは、�Dの「アオムシ」ですから、答えは�Dになります。

(図１)の生物Ａ〜Ｃのような「食べる・食べられるの関係」にある生物間には、からだの大きさや個体数にある一定の関係がみられます。(図２)の１〜４群の中では、この関係がほかとちがっているものが１つあります。それはどれですか。１〜４群から選び、番号で答えなさい。

［問８］の答え	２群
解説	1/3
	食物連鎖では、はじまりが「植物」です。 植物が個体数が多く、しかももっとも「小さい」のがふつうです。 つまり、植物がもっとも「弱く」、次が「草食動物」、最後が「肉食動物」のようになっています。 この問題は、その関係がちがっているものを選びなさい、という問題でした。つまり、「植物がもっとも小さく、草食動物、肉食動物の順に、からだが大きくなっていく」ということが、あてはまらないものがあるのです。 それは、２群です。 アオムシコマユバチは、アオムシのからだの中に卵をうみつけます。卵からかえった小さいハチの幼虫は、アオムシのからだをえさとして成長していきます。ずるい！ つまり、アオムシコマユバチは、自分のからだよりもずっと大きい、「アオムシ」を食べているといってもよいのです。

(図２)の１〜４群の生物の中で、(図１)の生物Ｃにあてはまるもののうち、生物Ｂだけでなく生物Ａもえさにしているものはどれですか。�@〜�Kから選び、番号で答えなさい。

［問９］の答え	�@
解説	1/3
	(図１)の、Ａは植物、ＢはＡを食べる草食動物、ＣはＢを食べる肉食動物でした。 この問題は、Ｃの肉食動物が、ＢだけでなくＡの「植物」も食べる、というものを探す問題です。 答えは�@の「メダカ」です。 メダカは、ミジンコなどの動物性プランクトンだけでなく、ケイソウなどの植物性プランクトンも食べてしまうのです。 メダカは、口に入ってくるものなら、動物・植物おかまいなく食べるわけですね。

２　次の問いに答えなさい。

洗剤などで海が汚れた結果生じる現象はどれですか。下から選び、記号で答えなさい。 (ア)　光化学スモッグ　　　　(イ)　赤潮　　　　(ウ)　海岸のしん食　　　　(エ)　陸地の砂ばく化

［問１］の答え	(イ)
解説	1/3
	洗剤などが海に排水されると、海が栄養が多すぎる状態になります。 すると、その栄養を取り入れて、プランクトンが異常発生します。 この、プランクトンが異常発生した現象を、「赤潮」といいます。

空の牛乳パックを集めて、紙に再生することは、自然を守ることとどのような関係がありますか。最も関係の深いものを下から選び、記号で答えなさい。 (ア)　森林の木をばっ採する量を減らすことができる。 (イ)　うめ立て地に紙が捨てられなくなり、火事の自然発生が減る。 (ウ)　ゴミの量が減り、空気がきれいになる。 (エ)　紙を食べる虫の量が減り、虫をえさにする野ネズミの数が少なくなる。

［問２］の答え	(ア)
解説	1/3
	紙を再生するというのは、紙を何度も使う、ということです。 紙を何度も使う、ということは、新しい紙を生産しない、ということです。 紙は、木から作ります。新しい紙を生産しない、ということは、木があまり必要でなくなる、木をあまりばっ採しなくてもよい、ということです。 ですから答えは(ア)になります。

フロンガスが地球のかんきょうにどのようなえいきょうをあたえるのかを説明した下の文で、文中の(　Ａ　)・(　Ｂ　)にあてはまることばをそれぞれ答えなさい。 「フロンガスは空気の上層にある(　Ａ　)層を破かいする。(　Ａ　)は、太陽光線の中の生物に有害な(　Ｂ　)を吸収しているので、(　Ａ　)が破かいされると、地球上の生物は、(　Ｂ　)をたくさん浴びるようになり、生存をおびやかされる。

［問３］の答え	Ａ…オゾン、Ｂ…紫外線
解説	1/3
	オゾン層・フロンガス・紫外線の関係を、かんぺきに理解しておきましょう。 有害な紫外線がやってくるのを、オゾン層が守っています。そのオゾン層をこわすのが、フロンガスなのです。 紫外線をたくさん浴びると、皮ふガンになったり、目をいためるなどの症状があらわれます。

ガソリンを燃やすと二酸化炭素とイオウやちっ素をふくむ気体が発生するためよくないといわれています。これらの気体のうち、二酸化炭素が空気中に多くなると、どのようなえいきょうを受けますか。下から選び、記号で答えなさい。 (ア)　気温が上がる。 (イ)　気温が下がる。 (ウ)　雨が多くなる。 (エ)　雨が少なくなる。

［問４］の答え	(ア)
解説	1/3
	ガソリンを燃やすと、二酸化炭素とイオウとちっ素をふくむ気体が発生します。 そのうち、イオウとちっ素をふくむ気体は雨にとけて、「酸性雨」になります。 二酸化炭素は空気中に多くなると、地球上の熱を逃がさなくなり、気温が上がります。それによって、北極や南極の氷がとけて海水面が上昇することになります。

火力発電所には、脱硫装置がついています。脱硫装置は、イオウをふくむ気体を吸収する装置です。イオウをふくむ気体とは何ですか。また、この固体が原因で生じる現象には何がありますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。 (ア)　二酸化イオウ　　　　(イ)　硫酸　　　　(ウ)　スモッグ　　　　(エ)　酸性雨　　　　(オ)　花粉症

［問５］の答え	気体…(ア)、現象…(エ)
解説	1/3
	イオウやちっ素をふくむ気体が雨にとけると、「酸性雨」になり、コンクリートなどをとかしてしまいます。 イオウをふくむ気体は、「二酸化イオウ」といいます。 「硫酸」は、イオウをふくむ「液体」です。