単元テスト(3)
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 (図1)は、池の中の生物をスケッチしたもので、(図2)はそれらの生物のつながりをかんたんにまとめたものです。これについて、次の問いに答えなさい。ただし、(図2)のA〜Dは生物を表しています。また、A→Bは生物AがBに食べられることを表しています。

  (図1)の(ア)〜(エ)のように、水中をただよって生活している小さな生物をまとめて何といいますか。カタカナで答えなさい。


[問1]の答えプランクトン
解説       1/3

プランクトンには、植物性プランクトンと動物性プランクトンがあります。
(ア)のゾウリムシ、(ウ)のミジンコは、動物性プランクトンです。
(イ)のミカヅキモ、(エ)のイカダモは、植物性プランクトンです。








  (図2)の食べる・食べられるの関係を何といいますか。ことばで答えなさい。


[問2]の答え食物連鎖
解説       1/2

「しょくもつれんさ」と読みます。
食物連鎖のはじまりは、必ず植物になっています。








  (図2)と同じように、食べる・食べられるの関係にあるものを下から選び、記号で答えなさい。
(ア) バッタ→ウサギ→ウシ
(イ) バラ→アリマキ→ナナホシテントウ
(ウ) イネ→アメンボ→クモ
(エ) キャベツ→アオムシ→ヘビ


[問3]の答え(イ)
解説       1/3

食物連鎖は、はじまりは必ず植物になっています。
植物→草食動物→肉食動物
となります。








  (図2)のAにあてはまる生物を、(図1)の(ア)〜(カ)からすべて選び、記号で答えなさい。


[問4]の答え(イ)・(エ)
解説       1/2

(図2)のAは、図の矢印を見るとわかるように、他に食べられる生物。つまり、「植物」になります。食物連鎖のはじまりは、必ず植物でしたね。








  (図2)のBにあてはまる生物のうち、からだが多くの細ぼうでできていて、複眼をもっているものはどれですか。(図1)の(ア)〜(カ)から選び、記号で答えなさい。また、その生物の名まえをカタカナで答えなさい。


[問5]の答え記号→(ウ)、名まえ→ミジンコ
解説       1/3

からだが多くの細胞でできている=多細胞生物 といいます。
ふつうの生物は多細胞です。
それに対して、ゾウリムシは細胞が1つしかありません。
そのような生物を、単細胞生物といいます。








  この池の中の生物を、下の(1)・(2)のようにしたとき、一時的に他のグループの生物の数はどのように変化しますか。(1)は下の(ア)〜(エ)から、(2)は(オ)〜(ク)から最も適当なものを選び、それぞれ記号で答えなさい。
(1) Cだけを一度にたくさんとりのぞいたときのB・Dの数。
(2) Dだけを一度にたくさんとりのぞいたときのB・Cの数。


[問6]の答え(1) (ア)    (2) (キ)
解説       1/3

まず(1)の解説です。
Cというのは、いちばん強いやつ、(図1)でいえば、(オ)のナマズです。ナマズをとりのぞいたら、ナマズに食べられていたメダカは、もう食べられなくなるので増えます。(図2)のDが増えることになります。
Dが増えると、DのえさであったBはどんどん食べられて減ります。
ですから、(ア)が正解です。








 「食べる・食べられる」の関係でつながっている生物どうしの間を、いろいろな物質はかたちを変えてじゅんかんしています。
 (図)は、ある物質のじゅんかんのようすをかんたんに示したものです。これについて、次の問いに答えなさい。ただし、(図)中のP・Qは生物のはたらきを、A・Bはじゅんかんしている物質を表しています。

  すべての生物は、はたらきPによって生活のエネルギーをつくり出しています。このはたらきPを何といいますか。ことばで答えなさい。


[問1]の答え呼吸
解説       1/3

このような問題は、「光合成」か「呼吸」かの、どちらかが正解ですね。








  植物は、はたらきPによって出されるAを利用してはたらきQを行い、はたらきPに必要なBをつくります。このはたらきQを何といいますか。ことばで答えなさい。


[問2]の答え光合成
解説       1/3

[問1]では、「呼吸」と答えました。
ですから、この問題では、「光合成」という答えしかのこっていないですね。 と考えるのはずるいかも…








  (図)は、何という物質のじゅんかんを表していますか。また、A・Bには、その物質がどのようなかたちになったものがあてはまりますか。下から選び、それぞれ記号で答えなさい。
(ア) 酸素    (イ) ちっ素    (ウ) 炭素
(エ) 二酸化炭素    (オ) たん白質    (カ) でんぷん


[問3]の答え物質の名まえ…(ウ)、A…(エ)、B…(カ)
解説       1/3

この図は、炭素のじゅんかんの図です。
動物は、食物に入っている「炭素」を取り入れ、
呼吸して、二酸化「炭素」を出します。








  はたらきPとQについて、正しいものを下から選び、記号で答えなさい。
(ア) Pは昼間だけ、Qは夜だけ行われる。
(イ) Qは昼間だけ、Pは夜だけ行われる。
(ウ) Pは1日中、Qは昼間だけ行われる。
(エ) Qは1日中、Pは昼間だけ行われる。


[問4]の答え(ウ)
解説       1/2

はたらきPは、「呼吸」でした。はたらきQは、「光合成」です。








  (図)には、いろいろな物質のじゅんかんにかかわっているカビや細きん類がかかれていません。生物どうしのつながりの中で、カビや細きん類はどのようなはたらきを行っていますか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 生物の死がいやふんを取り入れ、肉食動物のえさになる。
(イ) 生物の死がいやふんを取り入れ、植物が取り入れやすい物質につくりかえる。
(ウ) 草食動物をえさとして取り入れ、肉食動物のえさになる。
(エ) 肉食動物をえさとして取り入れ、植物が取り入れやすい物質につくりかえる。


[問5]の答え(イ)
解説       1/2

カビや細きん類は、「分解者」として、生物の排出物や死がいを分解してくれます。








  [問5]で答えたようなはたらきをすることから、カビや細きん類のことを何といいますか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 生産者    (イ) 消費者    (ウ) 分解者


[問6]の答え(ウ)
解説       1/2

カビや細きん類は、生物の排出物や死がいを分解してくれます。








 (グラフ)は、モンシロチョウのメス1ぴきの産んだ卵について、成長していく間の数の変化を表したものです。これについて、次の問いに答えなさい。

  (グラフ)から、幼虫の時期(ふ化してからよう化するまでの間)に死んでしまったものは何ひきであることがわかりますか。数字で答えなさい。


[問1]の答え207ひき
解説       1/3

このような問題では、計算まちがいをしないことと、問題をよく読むことが大切です。








  [問1]で答えた時期の死亡率(その時期のはじめの個体数に対して死んでしまう個体数の割合を%で表したもの)は何%ですか。数字で答えなさい。


[問2]の答え75%
解説       1/3

このような問題では、まず分数にして考えてみてはどうでしょう。








  それぞれの時期を比べたとき、死亡率が最も高いのはどの時期ですか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 卵    (イ) 幼虫    (ウ) さなぎ    (エ) 成虫


[問3]の答え(エ)
解説       1/3

[問2]と同じようにして、他の時期の死亡率も計算すれば答えが求められますが、ちょっと大変ですね。
それよりも、グラフを見て、たくさん死んでいる時期を考えてみる方が簡単です。








  このあと、卵から成虫が産卵するまでの間の数が同じように変化していくとすると、モンシロチョウの数はこの先どうなっていくと考えられますか。ただし、産卵時期まで生きていた成虫のオスとメスの割合は1:1とします。
(ア) しだいに増えていく。
(イ) しだいに減っていく。
(ウ) ほとんど変化しない。


[問4]の答え(ウ)
解説       1/3

卵を産むのはメスですが、メスだけで卵ができるわけではありません。
オスと交尾することによって、卵ができるのです。








 「植物のはたらきによってつくられた気体@は、大気圏の上空に気体Aの層をつくり、太陽からの有害な光線を防いでいる。しかし、かつて冷蔵庫やスプレーなどに使われていた気体Bが、上空の気体Aの層をこわすことがわかった。」これについて、下の問いに答えなさい。

  気体@−気体A−気体Bにあてはまる組み合わせとして、正しいものを下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 酸素−ちっ素−二酸化炭素       (イ) 酸素−オゾン−フロンガス
(ウ) 二酸化炭素−フロンガス−オゾン    (エ) 二酸化炭素−塩素−オゾン


[問1]の答え(イ)
解説       1/3

まず@は、植物のはたらきによってつくられた気体です。
植物は、光合成によって「酸素」をつくりますから、@は「酸素」です。








  下線の太陽からの有害な光線は、皮ふがんなどを増加させることがあるといわれています。この光線を何といいますか。ことばで答えなさい。


[問2]の答え紫外線
解説       1/3

太陽からは、いろいろな光線が地球にやってきます。
もちろん目に見える光線もありますが、目に見えない光線もたくさんやってきています。








 「近年、大気中の二酸化炭素の量が増え、私たちの生活にえいきょうが出始めている。」これについて、次の問いに答えなさい。
  大気中の二酸化炭素が増えると、地表からの熱が上空の二酸化炭素の層にたくわえられ、地表付近の温度が上昇する現象がおきます。二酸化炭素などがもつこのような現象をおこすはたらきを何といいますか。ことばで答えなさい。


[問1]の答え温室効果
解説       1/2

二酸化炭素には、まるでビニールハウス(温室)と同じように、熱を外に逃がさないはたらきがあります。








  右のグラフは、ハワイ島で観測した二酸化炭素の量の変化をまとめたものです。グラフ中で、1年の間で二酸化炭素の量が増減をくりかえしているのはなぜですか。最もあてはまるものを下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 春は気温が上がり生物の活動が活発になるので、呼吸量が増え、二酸化炭素の量が増加するから。
(イ) 夏は植物の活動がさかんになるので、光合成量が増え、二酸化炭素の量が減少するから。
(ウ) 秋は気温が下がり、植物も葉を落として活動がにぶくなるので、二酸化炭素の量が減少するから。
(エ) 冬は海水の温度が下がり、海水に二酸化炭素がよくとけるので、二酸化炭素の量が減少するから。


[問2]の答え(イ)
解説       1/3

1年の間で増減をくりかえすのは、1年の間に「寒い」時期と、「暑い」時期があるからです。








  大気中の二酸化炭素が増加してきたおもな理由は何ですか。下からすべて選び、記号で答えなさい。
(ア) 熱帯雨林を中心とした森林の破かい
(イ) 農薬の使用量の増加
(ウ) 海水面の上昇
(エ) 合成洗ざいの使用量の増加
(オ) オゾンホールの拡大
(カ) 化石燃料の使用量の増加


[問3]の答え(ア)・(カ)
解説       1/3

植物は、光合成をすることによって二酸化炭素を取り入れるので、大気中の二酸化炭素を減らすはたらきをします。
その植物をばっ採してしまうのが、人間。
まず、(ア)が正解になります。








 「工場のけむりや自動車の排気ガスにふくまれている化学物質が雨にとけて、森林や植物などに悪いえいきょうをあたえている」ことについて、次の問いに答えなさい。
  工場のけむりや排気ガスにふくまれる、雨にとけて森林や植物などに悪いえいきょうをあたえている化学物質は何ですか。下から2つ選びなさい。
(ア) 二酸化炭素がもとになってできた化学物質
(イ) イオウがもとになってできた化学物質
(ウ) 水素が燃えてできた化学物質
(エ) ちっ素がもとになってできた化学物質
(オ) 酸素が燃えてできた化学物質


[問1]の答え(イ)・(エ)
解説       1/2

酸性雨の原因は、イオウやちっ素をふくむ化学物質です。








  [問1]で答えた化学物質による雨の被害をやわらげるために、ヨーロッパで土に散布しているものは何ですか。
(ア) 消石灰    (イ) 食塩    (ウ) ホウ酸    (エ) 塩酸


[問2]の答え(ア)
解説       1/3

「酸性雨」というのは、酸性の雨です。その被害をやわらげるには、








  工場や家庭からの排水で、沿岸の汚染がすすむとどのようなことがおこりますか。下から選び、記号で答えなさい。
(ア) 海の水の栄養分が少なくなり、魚が全めつする。
(イ) 海の水の栄養分が少なくなり、プランクトンが全めつする。
(ウ) 海の水の栄養分が多くなり、魚が大量に発生する。
(エ) 海の水の栄養分が多くなり、プランクトンが大量に発生する。


[問3]の答え(エ)
解説       1/3

洗剤などの家庭排水が海に流れこむと、海の栄養分が多くなります。