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このような問題では,点と点を結んでよいかどうかをしっかり考えることが大切です。

RからEまでは線でむすんでかまいません。 というのは,その線は左側の面(面AEHD)にあるからです。 このように,切り口の線が面にあるか,それとも立方体の内部を通っているかで,線がひけるかどうかを考えていきます。

EからQまでの線も引くことができます。 この線は,下の面(面EFGH)にあります。

QからRまでの線は引くことができません。 立方体の内部を通ってしまうからです。

そのようなときには, 「平行な面を切ると,切り口も平行になる」ということを利用します。

上から見ると,左図のように見えるはずです。

この問題の場合も,上から見た図を書いてみましょう。すると,

このように書いて,

上の面の頂点の記号を書いて,

下の面の頂点の記号も書きます。

すると,下の面の切り口の線EQを,上から見た図に書きこむことができます。

上の面の切り口の線はRから書き始めるので,

このようになります。 ちょうど点Cを通ることに注意してください。

見取り図の方にも,切り口の線を書きます。

CとQは線で結んでかまいません。 右の面(面BCGF)にあるからです。 これで切り口の線ができあがりました。
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