波平さん夫婦をふくめて,全部で4組の夫婦が出席したのですから,8人の人がいました。
どの人も,自分自身とは握手せず,自分の配偶者(夫に対しては妻,妻に対しては夫)とは握手しなかったのですから,最も多く握手できて,6回の握手になります。
ということは,握手の回数は,0,1,2,3,4,5,6の,7種類が考えられるわけです。
ところが,波平さんが質問した人も,(自分自身以外の)7人です。
その7人が,どの人も異なる数字を答えたのでした。
ですから,7人は,0,1,2,3,4,5,6のそれぞれを答えたことになります。
右図のように,4組の夫婦を,それぞれ★☆,●○,■□,▲△で表したとします。
すると,この中には6回と答えた人がいるはずです。
(誰でもよいですが)★が,6回と答えた人だとしてみます。
すると,★は(配偶者である)☆以外の人と握手することになるので,右図のように線を引くことになります。
ところで,波平さん以外の7人の中には,0回(握手しなかった)と答えた人がいました。
0回と答えた人は,●,○,■,□,▲,△の中にはいません。
なぜなら,これらの人々はすでに★と握手したので,少なくとも1回は握手したことになるからです。
ということは,0回と答えた人は,☆しかありえないことになります。
次に,5回と答えた人について考えてみましょう。
5回と答えた人は,●,○,■,□,▲,△の中の誰かです。
(誰でもよいですが)●が,5回と答えた人だとしてみます。
すると,右の図のように線を引くことになります。
ところで,○,■,□,▲,△の中には,1回と答えた人がいるはずです。
■,□,▲,△からは,すでに線が2本引いてあるので,1回と答えた人は,○しかありえないことになります。
次に,4回と答えた人について考えてみましょう。
4回と答えた人は,■,□,▲,△の中の誰かです。
(誰でもよいですが)■が,4回と答えた人だとしてみます。
すると,右の図のように線を引くことになります。
ところで,□,▲,△の中には,2回と答えた人がいるはずです。
▲,△からは,すでに線が3本引いてあるので,2回と答えた人は,□しかありえないことになります。
もう,これ以上線を引くことは許されません。
なぜなら,★,☆,●,○,■,□からはもう線を引くことは許されない(数字が変わってしまうから)し,▲と△は夫婦なので,▲と△との間に線を引くことも許されないからです。
つまり,これで線を引くことは終了です。
今まで数字を書き込んだ人たちは,握手の回数を答えた人たちなので,絶対波平ではありません。
ということは,波平さんとフネさんは▲か△です。
▲も△も3回握手していますから,波平さんもフネさんも3回握手したことになります。
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